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蒼井優主演ってことで、ぜひ見たい!と梅田まで見に行ってきました。
それにしても上映が全国3館って!
舞台はアイルランドの小さな町。
「待ってる人の所に行かなきゃ」と思いながらも、
それがどこなのか分からなくなってしまった迷子の少女(蒼井優)。
ふらふら歩いてるうちに羊に怯えたり、切手コレクターに追いかけられたり、
不思議な人に希望をもらったり…。
どこから来てどこへ行こうとしてるのかわからない彼女と、
あちこち彷徨い歩いてるうちに、たまたま出会う人や動物や景色の物語。
彼女の目的は?そして待っている人に辿り着けるのか?
ちゃんとした起承転結があるわけじゃなくて、
ゆるい時間の流れの中をゆらゆら漂うようなファンタジー。
「まぁ、こんな雰囲気なんだけど、これをどう見てどう思うかはそちらでご自由に」って感じ。
ちゃんとオチがないとイヤって人には辛いかも。
でもとりあえずアイルランドの風景が美しい、そして蒼井優がかわいい。
もう蒼井優イメージビデオって感じで、彼女が好きなら見といて損はないかと。
もちろん私は大満足。
もしDVD出たら欲しいな。
「…たまたま地球が出来て、たまたま酸素やら二酸化炭素やらが発生して
たまたまミジンコやらが生まれて……たまたま進化して、
……たまたま父と母が出会って、たまたまじゃなく恋をして
たまたま私が生まれて、たまたまここにいる。」
うろ覚えだけど、終盤にこんな感じのセリフがあった。
なんかいいなって思った。
私も、私が今日会った人も明日会うかもしれない人も、会えないかもしれない人も
世界には確かに存在していて、出会えるかどうかはたまたま。
でも、そのたまたまにどういう感情を持ってどう関わっていくかは
たまたまじゃない。
明日どんなたまたまと出会って、どんな気持ちが生まれて、
どんな明後日に繋がるのか、
楽しみになるような、そんな映画でした。